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「被害受ける人に力を」=水面下の苦労大切に−博識、速い決断、池田・新警視総監(時事通信)

 「人の痛みや苦労が分かるようにし、できる限りのことをしたい」。第88代警視総監に警察庁警備局長の池田克彦氏が18日、就任する。おおらかな人柄と豊富な知識、部下を思いやる心で全国最大の警察組織を率いる。
 警察を志した動機は純粋だ。「正義の味方になりたかった」。警察の仕事も、そうあるべきだと考えており、「正しいのに、被害を受ける人がいる。そんな人に力を与えたい」と付け加える。
 北海道洞爺湖、沖縄両サミットなどの重大警備に携わった。失敗の許されない多くの仕事を経て、「水面下の苦労を大切にしないと、成功はない」と学んだ。
 警視庁で機動隊長を務めたのは約25年前。隊員と寝泊まりした日々は忘れられない。「約600人と接したが、今も550人ぐらいの顔と名前を思い出せる」と話す。
 博識で知られる。ユーモアにあふれ、知識欲をくすぐる話を収めた「うんちくコラム総集編」「知恵の話(ちえのわ)」シリーズの著作がある。「はしがき」では「警察は単なるブラックボックスではない」と記した。
 日々の仕事や仲間のためにアイデアを出す。警視庁広報課長時代には、昇任試験の一助になればと、「刑法かるた」を作成。カラーガード「MEC(メック)」の創設にも尽力した。
 話術で人を引き付け、仕事の意欲も導き出す。「大学時代に劇場に通っていたら、吉本興業に誘われた」と笑う。
 長所と短所は、ともに「決断が速い」。趣味は歴史散歩で、古地図を見て歩くのを好む。
 神戸市出身で、家族は妻、長女、長男、次男。56歳。 

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